いつもご覧いただきありがとうございます。
傘日和店長の水上です。
今日は掲載している商品について少し触れたいと思います。
現在掲載している商品に『イタリアントリコロール』という名前の商品が在るのですが、その商品には
甲州織(富士山の豊かな湧き水で染め上げた細番手の糸を使って丁寧に織り上げた先染め織物)が使用されています。
会社で出来上がった商品はよく見ているのですが、甲州織の製造工程を見た事はなかったので、実際はどうやって作られているのかすごく興味が在りました。
ということで…先日その甲州織の産地、山梨県の富士吉田にいって来ました。
山梨県に行くのは始めてなので、富士山を直に見れた事に感激しつつ製造している工場へ…
ご存知の方も多いとは思いますが、生地を作るには様々な行程が在りまして、各工程を分担して行い1つの生地が完成します。
今回はその中の行程の幾つかを紹介していきたいと思います。
まず、生地の基本となる糸です。
傘に使っている糸は、とても細い糸を機械で巻き取り、寄り合わせる時に熱を加えてくっつけるという方法で作っています。
写真では解りにくいですがローラーが回転しており、一度動かしたら巻き取りが完了するまで、なんと24時間ずっと稼働しているそうです。 (途中で止めると絡まったりトラブルになってしまうので止められないそうです)
管理がすごく大変だろうなぁと感じました。
次に糸の染色です。併せて出来た糸を枷(かせ)とよばれる束にして染めていきます。
こちらが染めているところです。
見学時にちょうど染め終わったところで、タイミング良くみせていただけました。
常圧染色という方法で染めています。ポリエステルの場合この中の温度は130℃もあるそうですよ。
染めた糸をよく洗います
そうして仕上がったものがこちら!
色鮮やかな糸はすごく綺麗です。
テスト等で色を出すのも同様の行程なので、すごく大変だと思いました。
かなり長くなるので今回はここまで!
次回はいよいよ生地を織っているところが登場します。お楽しみに!
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントを戴きありがとうございます。